作品例
(画像のコピーは御遠慮ください)
額縁の多くは 額縁専門店ないとうの「デッサン額」
を使っています。 |
技法名・解説
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レッスン2年目の作品↓ |
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Lavis teinte arre^teé
ラビ・タン・アレテ
この場合の手順は
①鉛筆でラインの下書きをする
②マスキングテープを貼る
③うすーく溶いたピンクの絵具を太い筆で均一に色を入れる。濃すぎないこと。
④
ロットリングイソグラフIPL 0.35 または
SE烏口 ステンレス製 1-703-2500
で
黒や茶色のラインを入れる
⑤マーブル調の化粧紙でフィレと呼ばれる細い紙を作り、貼る
【ガラスの下から】
フィレ(マーブルの部分)
MBM木炭紙 特厚口
1mm紙
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Lavis pochoir
ラビ・ポショワール
←このステンシルブラシを使って、ガッシュや透明水彩絵の具で数色を入れていきます。
コレは5、6色使っています。
全体に均一にするより、あえて色の具合を違うように仕上げるほうがいいようです。
【ガラスの下から】
MBM木炭紙 特厚口
1mm紙 |
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Lavis moucheté
ラビ・ムシュテ
スポンジや海綿(←画像)を使って、絵具で色を入れていきます。
これは1色のみ。
あえてムラを作るのがポイント。
【ガラスの下から】
MBM木炭紙 特厚口
1mm紙 |
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Biseau u´nbriqués
ビゾー・アンブリケ
入り組んだという意味の額装。
井桁型に重ねてあります。
これは今までに特に気に入っているもの。
中のポストカードがブルーを基調にしたものだったので、いろいろなブルーの化粧紙を使ってみました。
ポストカードに浮いた部分ができるので、正面から見て
どこまでを見せるかを計算しないと、脇から余白が見えてしまうので注意が必要。
厚みが出るため、額縁に入れず、ガラスを乗せて斜断面に使った同じ色の化粧紙でフレーミングしました。
【ガラスの下から】
1mm紙
3mm紙
1mm紙 3mm紙
1mm紙
3mm紙 |
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Biseau romantique
ビゾー・ロマンティック
アーチ型の斜断面を作る額装。
斜断面をアーチ形にカットするのは難しいです。
さらに斜断面の化粧紙を貼るのも難しいうえ、アーチ部と直線部を違和感なくつなげるのもちょっと難しい。
こういう場合はマーブル紙などを使うとつなぎ目が目立たず良いようです。
一番下の1mm紙はアーチ形ではなく、複雑なカット(両角を階段状にするなど)にしてもよかったのですが、人物の場合は同じアーチ形で良いようです。
【ガラスの下から】
1mm紙
3mm紙
1mm紙
*化粧紙はキャンソン・ミ・タントで、黒は色落ちしますので作りづらかったです。 |
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Triple passe-partout a hausse
トリプル パス・パルトゥ ア オス
3段に高さを出してあります。
1mm紙は向かい合った角を
あえていろんな方向にカットして
6角形になるようにしてあります。
奥行を感じさせたいものを額装するのに向いているようです。
1mm紙の下には3mm紙を使いましたが、5mmのスチレンボードを使うともっと奥行きが出て良かったようです。
【ガラスの下から】
1mm紙
3mm紙
1mm紙 3mm紙
1mm紙
*化粧紙はキャンソン・ミ・タント |
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Un porte photo
ポルト・フォト
写真立てです。
額装というよりカルトナージュでしょうか。
内側にマーブル紙を使っているのがポイント!
1mm紙と化粧紙のみで作れるのがうれしいところ。
使ったマーブル紙はこれ↓
【マーブルペーパー】 No.5200 500×650mm
紺色のは製本クロスです。紙より丈夫!
【100色製本クロス】 106cm巾 50cm単位 4001〜4010
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Double biseau
ダブル・ビゾー
斜断面を2枚重ね、さらに斜めに色違いで切り返しを入れてあります。

切り返しはあえて左右対称にならないようになっています。上下で切り返しを合わせるのが難しかったです。
【ガラスの下から】
1mm紙
3mm紙(斜断面)
3mm紙(斜断面)
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Pele-mele
ペールメール
「ごちゃまぜの」という意味。
1mm紙にいろいろな形の窓を開けてあります。
さらに、今回はシンプルな額縁を製本クロスでくるんであります。これが大変!
結婚式の思い出の写真をまとめてみました。
製本クロスはこちら↓
【100色製本クロス】 106cm巾 50cm単位 4001〜4010
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レッスン1年目の作品↓ |
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Entre deux verres
アントル・ドゥ・ヴェール
2枚のガラスの間に作品をはさんであります。
後ろの壁が透けて見えるのがポイント。
浮いているように見えます。
作品の後ろのガラス面にやすりで傷をつけ、リングをつけたマットを貼り付けてあります。
深さの部分に化粧紙でくるんだ3mm紙を枠に沿って貼り付けてあります。
【上から】
ガラス
作品
ガラス
リング付き2mm紙 |
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Gorge
ゴルジュ
ゴルジュとは、「溝」のこと。
いちばん上の1mm紙に溝となる部分をカットして下に化粧紙を貼ります。
マーブル紙などを使っても効果的に仕上がります。
【ガラスの下から】
1mm紙
ゴルジュの化粧紙
3mm紙(斜断面)
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Biseau fonce
ビゾー・フォンセ(幅広斜断面を入れる)
これは、斜断面をカットするより簡単。
1mmマットの下に7mm厚のスチレンボードをはさんであります。
同じ具合に張らせるのがちょと難しかったかな。
【ガラスの下から】
1mm紙
7mmスチレンボード
1mm紙 |
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Biseau octogonal
ビゾー・オクトゴナル(八角形の窓)
3mm紙の斜断面に貼る化粧紙の色をあえて6色使ってみました(見づらいけど)。
8角形にカットするのはそれほど大変ではありませんが、斜断面を化粧紙でくるんでポアンテするのが難しいです。
【ガラスの下から】
1mm紙
3mm紙(斜断面)
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Ovale
オバル(楕円の窓)
プッシュピン(がびょう)と糸とシャープペンシルを使って楕円を描きます。
これがとっても難しいです。
さらに、斜断面を楕円にカットするのも化粧紙を貼るのも難しい!!
もう二度とやりたくないくらい苦戦。
ゆがんでいるのがお分かりかと思います(泣)。
この中の作品はTimothy R Botts氏のPortraits of the Word という作品集からコピーをしたものです。
【ガラスの下から】
1mm紙
3mm紙(斜断面) |
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Pavé
パヴェ
立体額装。
浮いているように見えるよう、作品より小さくした3mm紙の上に作品を乗せてあります。
深さの部分に化粧紙でくるんだ3mm紙を枠に沿ってはめ込んであります。
【ガラスの下から】
作品
3mm紙
化粧紙を貼った1mm紙
コレに近い額縁はこちら↓
【作品/絵/立体額】アートボックスフレーム 20角 オーク
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Biseau droit Filet
ビゾー・ドロワ フィレ
作品の真上の3mm紙の窓枠を直角にカットしてあります。
さらに、その上にはフィレと呼ばれる細い紙(これは金色)をはさんであります。
【ガラスの下から】
1mm紙(化粧紙はキャンソン・ミ・タント)
フィレ
3mm紙
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Biseau biais(Biseau classique)
ビゾー・ビエ (ビゾー・クラシック)
3mm紙で斜断面を作り、1mm紙を重ねた額装。
ガラスごと化粧紙でフレーミングしてあります。
【ガラスの下から】
1mm紙
3mm紙(斜断面)
化粧紙はキャンソン・ミ・タントを使用 |
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Passe-partout simple
パス・パルトゥ サンプル
もっともシンプルな額装。
1mm紙に窓を開けて、化粧紙でくるんだあと、色の違う化粧紙でガラスごとフレーミングしています。
化粧紙はキャンソン・ミ・タントを使用 |
↑は1~2年目の作品です。
・3~4年目はこちら
・5~6年目はこちら
・7年目~の作品はこちら
額装の材料や道具についてはこちら |
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