カリグラフィーとパーチメントクラフトのコラボレーション☆
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◆フランス額装(アンカードルモン)作品集 その4◆

美夏がお稽古に通って作ったもの(7年目~8年目)をご紹介します。
下に行くにしたがって、古い作品です。

1~2年目の作品はこちら
3~4年目の作品はこちら
5~6年目の作品はこちら
額装の材料や道具についてはこちら 9年目~の作品はこちら

下記の本を参考にしているほか、美夏がお稽古で習った内容となっていますので、
違う解説をされる方もいると思います。
間違いがあったらごめんなさい。

フランス額装の参考書!
パリで話題の手作り額―どこにも売っていない、自分だけの素敵な額を作ろう
 小笠原よしえ著

このページもこの本を参考にさせていただいてる部分があります。
かなり詳しく載っていますので、初めてでも挑戦できます!

*下のフランス語表記は「´」や「^」が入るので正しくない場合があります。
作品例
(画像のコピーは御遠慮ください)

額縁の多くは 額縁専門店ないとうの「デッサン額」 を使っています。
技法名・解説
*タイトルに出てくる「ビゾー:biseaux」とは、
深さとなる斜断面の部分を指します。

フネートルとは、窓の空いた部分、
パスは最上部外側の面積の広い部分を指します。
レッスン8年目の作品↓
Eventail rond autour d'un carre ou rectangle
~フネートルの周りに扇模様を入れる~


ミュシャの丸い背景のカードが合うかと合わせてみました。
この額装の大変なところは、コンパスでピッタリ合うように作図すること。
カードの上の曲線は、カードのずっと下からコンパスを当てています。
かなり径を広げられるコンパスを使う必要があります。
糸でやる方法もありますが、どうしてもずれてしまうので、鉛筆が差し込めるタイプのコンパスに、鉛筆くらいの細身のシャープペンシルをセットして長く伸ばして何とか作図しました。
1mm紙は5枚重ねているので、全ての4つの角をしっかり合わせるのも難しいです。
額縁に見える部分は、3mm紙を枠状にカットして表面と内周に化粧紙を貼り、ガラスの上に載せたあと、外周部分にボンドをつけ、全てのマットとともに化粧紙でいっぺんにくるんでいます。(化粧紙は4辺を分けて貼っています。)
ガラスを化粧紙だけでくるむだけよりも、しっかり額縁っぽくなり、我ながらアイデアマンだと満足しています♪
ガラスは色紙サイズ。
曲線に化粧紙を貼るのは難しいですが、始めたころよりはマシになったかな?


【ガラスの下より】
1mm紙×5枚
3mm紙

【額縁】※近いもの

大好きなレインボーカラーで額装できて満足♪
Passe partout onduré
~波型のパス・パルトゥ~

波型の部分は、パス全体にするのが課題でもあったのですが、これは周りを囲むだけのアレンジバージョンです。
カリグラファーでイラストレーターのJan Pickettさんのカラフルなアルファベットのカードを、グラデーションのマスキングテープを使って色を合わせてみました。
波型部分は、白い化粧紙にグラデーションのマスキングテープを貼っていますが、1辺に1枚をシルバーのブロックで押さえているのではなく、1辺が2枚のパーツに分かれていて、押さえて見えるように貼り合わせています(つまり波型のパーツは全部で8枚)。
グラデーションが不自然にならないよう、色の切りかえ部分に気を遣い、これにかなり時間がかかってしまいました。
シルバーの部分は、スチレンボードをカットしたものに、化粧紙を貼って(くるんで)あります。
このカードの中には★マークがたくさん描かれているので、それに合わせて、高さの部分には100円ショップダイソーで売っていた、★がレインボーカラーで印刷されているテープを使っています。
ガラ入りのマスキングテープはボンドを貼るより気軽に使えて便利です♪
(今回は色の切りかえが難しかったけど・・・)


【ガラスの下より】
3mm紙:縁の高さ部分(ガラスを押さえている、★模様)

スチレンボード7mm:(シルバーのブロック)
波型:白い化粧紙+
グラデーションのマスキングテープ
1mm紙(白)
3mm紙(
グラデーションのマスキングテープ

Jan Pickettさんの作品が掲載されている本↓
Calligraphy in 24 One-Hour Lessons  
        Veiko Kespersaks 著

The Encyclopedia of Calligraphy and Illuminated Letters
        Janet Mehigan & Mary Noble 著
Coupes droites enchevetrees
~大きさの異なる2~3つの枠をフネートル周りにずらして配置する~


【ガラスの下より】
3mm紙:縁の高さ部分(ガラスを押さえている、しましま)
上の枠:1mm紙+3mm紙(グリーン)
下の枠:1mm紙+3mm紙(ピンク)
1mm紙
3mm紙(黄緑)
1mm紙
3mm紙(オレンジ)


mm紙は全てドロワット(垂直)にカットされています。
中のカードのカラフルな感じを、深さを出す(ガラスを押さえている)3mm紙でおそろいにしてみました。しましまになるよう化粧紙を小さくカットしてから貼っています。
カードは絵本原画展で購入したもの。こう見えて「赤ずきんちゃん」。

このデザインはカードの角のほうがどうしても隠れるので、差し支えないものを選ばないといけません。
深さが足りないため、水張りテープでパッケ(マットをまとめて貼り合わせる)+くぎ打ちが必要です。
Doubles biseaux perroquet
~ビゾー・ペロケ2段で作るダイヤモンド型の斜断面~

かなりインパクトの強いデザインです。
作図はそれほど難しくはありませんが、化粧紙を貼るのが難しかったです。
斜断面の形がやや複雑で貼りづらいのと、角合わせをずれないようにするのが苦労した点。

パウル・クレーのカードでしたが、色合わせはまぁよかったと思うのですが、このデザインで額装するにはうるさすぎたかなと思います。
パウル・クレーの絵はシンプルな額装のほうがいいようです。

【ガラスの下より】
1mm紙(クリーム色)
1mm紙(エンジ)
5mmスチレンボード(濃いピンク)
1mm紙
5mmスチレンボード(赤)

1mm紙
1mm紙(エンジ)

色紙サイズのガラスをエンジの紙でフレーミングしています。 
Hexagones tresses
~6角形を組み込んだフネートル~


簡単に見えて構造を理解するまでちょっと時間のかかる額装でした。やや作図に手間取っています。
6枚の1mm紙が”らせん状”に組み合わさっています。3辺分に1枚の1mm紙を使っています。
正六角形なので、正方形に仕立ててもよかったのですが、色紙サイズを使用。縦の長さが少し長いのですが、意外とバランスよく収まりました。

カードは絵本原画展で購入したもの。オイルパステルで描かれた温かみのあるイラストで気に入っています♪


【ガラスの下より】
1mm紙7枚
ブラックのみフルサイズ。
他の色は面積を半分くらいにしたものを噛み合わせています。

マウスをあててみてください
F.I et P.P penches et enchevetres 
~傾きをつけたパスとフネートル~


とにかく作図の計算がややこしい作品でした。
マウスをあてるとわかりやすい画像になりますが、写真の土台(フネートル)と、トップの1mm紙(パス)が斜めに傾いています。
写真とパスの傾きは逆なので、ねじれたようになっているのですが、画像では分かりづらいかもしれません。
写真の右上と左下は同じ高さ、パスの右上と左下は同じ高さです。
あらかじめ、写真を貼る土台の箱とパスを支える箱をを作り、さらにパスを貼った上ににガラスを支える柱を立てています。
この斜め具合をきちんと測っているので、ぴったり出来ると快感です!
今回の反省点としては、化粧紙の選択です。
初めはパスをブルー系にしようと思っていたので、写真を貼る土台をグレーのマーブルっぽい化粧紙にしてしまいましたが、いざパスの化粧紙を貼ろうとしたらブルーではおかしい感じがして、結局土台と同じような白っぽいグレーになってしまい、パスと土台のカラーのコントラストが弱くなってしまいました。
化粧紙の選択は重要だなと改めて認識しました。

写真は2013年のお正月に行ってきたピサの斜塔です。
今回の課題には合っている写真かと思います。
写真は2Lサイズ、額縁は八つ切サイズです

【ガラスの下より】
ガラスを支える3mm紙の柱(白っぽいグレー)
1mm紙(白っぽいグレー:↑と同じ色 )
写真を支える3mm紙の箱(グレーマーブル)、
  1mm紙を支える3mm紙の箱(←と↑は裏板に貼付)
2mm紙(裏板)

*額縁の裏は箱がはみ出す感じになります。
Biseau fantaisie ecailles
~幅広の斜断面で作る薔薇の窓~

コンパスで作図ができるお花の形です。
作図は割と楽なのですが、ピンク色の幅広斜断面が8枚で、花の形のくぼみ部分にぴったり合わせるのと、たくさんの曲線に切り込みを入れて貼り合わせるのが大変でした。
正方形で作りましたが、楕円を基本にして作図し、長方形に作ることもできます。
今回は23センチ四方のガラスをカットしてもらい、化粧紙でフレーミングしています。

【ガラスの下より】
1mm紙(薄いピンクのマーブル)
1mm紙(薄いグリーン)
7mmスチレンボード(濃いピンク)
1mm紙


使った写真はある人が飼っているウサギちゃん。
コスモスの8枚の花びらと合わせてみました。
この画像はうさぎと暮らすカレンダー2014(壁掛け)の9月23日に採用されています♪
365日うさちゃんがいます。カワイイですよ!
Fenetre ouverte
~フネートルの周囲を開く~


フネートル*とは絵の見えるサイズの部分。(*正式にはフネートル・イマージュ)
改めて見ると配色に失敗した作品・・・
グリーンとブラウン、せめて逆にしたほうが良かったかな。
あまりにも絵の上部のグリーンと化粧紙のグリーンが同化してしまった!

制作レベルとしては2~3年目にやっても良さそうな、今となっては難しくない額装でした。
トップの1mm紙は裏に切れ込みを入れて立ち上げています。
あえて難しかったところをあげるとすれば、3mm紙の化粧紙(グリーン)をキッチリ貼るところ。
4辺別々に、1mm紙との角が合うように貼らないといけないため、化粧紙のカットにちょっと気を遣いました。
1mm紙の立ち上がりがガラスに触れないよう、額縁の周囲(1mm紙の上)に3mm紙を貼って深さを作っています。

額縁はデッサン額縁 歩7/ブラウン インチサイズ。額も面白みがないな・・・
深さが足りないため、裏から水張りテープできっちり留めています。
(釘打ちはしてないです・・・が、本当はしたほうがいいです!)


【ガラスの下より】
3mm紙:縁の高さ部分(ガラスを押さえている)
1mm紙(ブラウン)
3mm紙(グリーン)

*マウスを当てるとカードがアップになります
Tissage dans passé-partout
~パスにフィレで組み込み模様を作る~

パスというのはトップの1mm紙の部分。
あらかじめ、化粧紙に切り込みをいれ、フィレ(細く切った紙)を編み込んでから1mm紙に貼り付けています。
パウル・クレーのカードで、格子模様になっているので、それに合わせた編み込みをしてみました(画像にマウスをあてるとアップになります)。
どの色を使うのか、非常に迷うところでしたが、メインの色を決めて、一通り編み込んだあと、一部を切り取り、カードに合わせて色を変えています。
長いフィレを用意して編み込みます。化粧紙に入れた切り込みは5mm間隔なのでなんとかちぎれずに出来ましたが、これ以上細いと、編みこむ時に化粧紙を破いてしまう危険があります。
編み込み(化粧紙のカット)の仕方はもっと難しいものを教わりましたが、今回はカードに合わせて市松模様になるようにしたので、比較的簡単だったといえます。
しかしながら、あらかじめ化粧紙の裏に製図するのもちょっと面倒だし、編み込む作業は非常に時間がかかっています。
トップの化粧紙と1mm紙をを貼り合わせるのも緊張!ズレたらやり直しかと思うと、ドキドキでした。

化粧紙はほとんどキャンソン・ミ・タントを使っています。カラフルで丈夫、万能化粧紙です!
額のサイズはインチサイズです。

【ガラスの下より】
1mm紙(編み込んだ化粧紙)
3mm紙(ダークグリーンとブラウンの2色使い)
*白く見える部分はカードです。白い部分にサインがあったのでわざと見せています。
レッスン7年目の作品↓

額はボックスフレーム20センチ角を使用しています(深すぎです)。
Biseau heptagone (les échelle
~うろこ模様の入る7角形のビゾー~

正7角形を基本として製図する作品。正確に7角形を描けないと、ピンクの花びら部分(斜断面)がきれいに回転して見えません。
そのため、コンパスだけではなく、デバイダー(コンパスの形だけど針が両方についてるもの)で慎重に製図し、みごとにピッタリ決まりました!かなりの時間を要しましたが・・・
ピタッと7枚の大きさが同じに決まると快感です!
7枚の花びらなので、2色では互い違いにできず、1色では立体感が薄くなるため、こう見えて7種類のピンクの紙をかき集めて全部違うものを使っています。
ピンクの化粧紙は複雑な形にカットしてあるので、ぴったりはまるようにするのも一苦労しました。ケント紙で裏打ちしています。
丸い部分は、コンパスカッターでカットしています。普通のカッターより断然きれいにカットできます。
トップはお花模様のスクラップブッキング用パターンペーパーを使い、お花に見えるビゾーと合わせてみました。かわいくできたのでお気に入りの作品となりました♪

正7角形、割り切れないから最後は勘を頼りにデバイダーを広げました。暇なら描いてみてください。非常に難しいです!

【ガラスの下より】
1mm紙
7mmスチレンボード
1mm紙
Motif orne de jours et de reliefs
~Passé-partoutに透かし模様とレリーフを施す~


リボンがねじれている作図がなかなかできず、かなりの時間がかかりました。ねじりのポイントがしばらく理解できず・・・

カードはフランスの昔のポスター(時計屋さん?)のもので、踊っている様子とこの課題が合っているかと思って選びました。
グリーンの化粧紙の上に、直接カードを貼ってあります。
透かし部分は下にオレンジの化粧紙が貼ってあり、黒い部分はくりぬいたパーツを一部生かして化粧紙を貼ってからグリーンの上に貼ってあります。

↓コレで分かるかな?

とにかく黒い化粧紙を貼るのがとても大変で、パーツが小さい上に、曲線のために切り込みをたくさん入れないといけず、ものすごく時間がかかりました。
フレームは100円ショップダイソーの色紙額で、フレームはアクリル絵の具を混ぜて色を作って塗ってあります。
なかなか大変でしたが、達成感のある作品になりました。

【ガラスの下より】
1mm紙 (黒)
カード
1mm紙(グリーン)
3mm紙(空間部)
2mm紙(オレンジ=裏板)

Le biseau fantaisie chantourné
~くねった幅広斜断面


カリグラファーでイラストレーターのJan Pickettさんの楽しいアルファベットのカードを収めました。
曲線をどう描くか考えるのに時間がかかりました。
カードの上下に余白がほとんどなかったのでギリギリです。
もっと余裕があれば、もっと遊んだラインにできたかと思いますが・・・先生によると「無難な感じ」というようなことを言われました。
以前、曲線のビゾーは やったことがあったので、それほど手こずりませんでしたが、やはり角を合わせるのが難しいです。
額縁は合う色がなかったので、化粧紙でフレーミングしています。2色使ってみました。色合わせは結構気に入っています。
ビゾーの柄の化粧紙はスクラップブッキング用のパターンペーパー を使っています。

ガラスのサイズは色紙サイズ。100円ショップのダイソーで購入した色紙用フレームのガラスのみを使いました。

【ガラスの下より】
1mm紙
7mmスチレンボード
1mm紙


Jan Pickettさんの作品が掲載されている本↓
Calligraphy in 24 One-Hour Lessons  
        Veiko Kespersaks 著

The Encyclopedia of Calligraphy and Illuminated Letters
        Janet Mehigan & Mary Noble 著
Relief de biseau sur passé-partout
~フネートルの周囲に
      フレーム型のレリーフを作る~


フネートルとは絵を見せている窓のこと。
外の額縁と似たレリーフをつくり、中に額縁があるように見せます。
額縁に似せるため、皮革に見える
スキバルテックスと呼ばれる化粧紙を使うとよいようです。今回は「紙クロス」というスキバルテックスよりも安価なものを使いました。
レリーフは3mm紙を重ね、トップを丸くやすりで削ってかまぼこ状に形を整えます。角を整えるのが難しかったです。
レリーフをおさめるため、ガラスに触れないよう、高さ(深さ)のある額縁が必要です。

*これと近い額縁はこちら↓
ボックスタイプ デッサン額縁 5660 八つ切(303×242mm)


今回は
ルノワールのポストカードを額装。ベージュの紙はキャンソンミタント #336 サンド を使用。カードのほうがベージュ部分より下に沈んでいます。

【ガラスの下より】
3mm紙:縁の高さ部分(ガラスを押さえている)
3mm紙×2枚:黒のレリーフ表面(外周)
1mm紙:ベージュ
3mm×2枚:黒のレリーフ内側(ベージュより深くなっています)
         およびベージュの下
カード

*説明が難しいです。わかりづらかったらごめんなさい。
Biseau fantaisie application:plissee
~プリーツのビゾー~


黄色は山折り→谷折り(2回)を繰り返し、切り目を入れてオレンジのリボン状のものを通してあります。角合わせがとても難しかったです。
プリーツの数を計算するのも一苦労。立ち上がりが均一になるよう気を遣いました。
白いマットに接している角をもっと持ちあげるようにしたほうが良かったようです。立ち上がりが足りないと先生からの指摘がありました。
白いマットは、化粧紙にデイジーの花をエンボスしてから貼り合わせてあります。
画像にマウスを当ててみてください。

うさぎちゃんがお花の冠をしているので、その色とエンボスの柄を合わせてみました。

L判写真にインチ額(
デッサン額縁 歩-4/グリーンです。
黄色とオレンジの化粧紙は
キャンソン・ミ・タントの#400と#553です。

【ガラスの下より】
1mm紙
7mmスチレンボード、プリーツ部
1mm紙


Biseau fantaisie:Moulin à vent
~風車型のビゾー~

こだわったのはカードの色と同じ色の化粧紙を探したこと。
ふんわりしたイラストの雰囲気を壊さないようにするには、同じ色を使ったほうがいいかなぁと思って。
グリーンとオレンジっていろんな色味がありすぎます!

簡単そうに見えて、ポアンテ(角合わせ)に苦戦した作品。
幅広斜断面はまずオレンジ色で土台をとり、その上に角がズレないよう白い化粧紙を二つ折りにしたものを斜めに貼り付けています。
風車の形の先端がシャープに出るはずが、微妙にズレたところも・・・(汗)
カードのサイズと、既製品の額のサイズが合わなかったので、マット紙を貼り合わせて額縁も制作。白のアクリル絵の具
でペイントしています。



【ガラスの下より】
1mm紙
7mmスチレンボード
1mm紙


*絵本原画展で買った刀根里衣(Satoe Tone)さんのカードです。
 鳥の顔がついたマグカップのイラストで、かわいくて気に入っています。
Cartes petals
~花型の額装~


正方形の額にひし形(正方形)を3段階に入れて花びらをつけるという額装です。
今回は色々反省点があります。
まず作図が結構大変。花びらの紙の厚みを考慮して、中にひし形をぴったり入れないといけません。
幅25センチの額(APJ アートボックスフレーム25角(250×250mm) オーク )なのだけど、中心のひし形の幅は約9センチ。かなり小さいものを額装することになります。
花びらの高さがあるため、深さが結構出ます。
これは25mmの深さでしたが、それでも足りずに裏にはみ出しています。
立体物の額装には向いています。

今回は「和菓」と呼ばれている、干菓子の型で和紙に凹凸をつけたウサギさんをいただいたので、千代紙と和紙を使ってみたのだけど、う~ん・・・
派手すぎた?中身が目立たないか・・・
ひし形の角がちらりと見えるのがポイントになります。中心の花びらが赤いので、角のえんじ色ははっきりしませんね・・・


ウサギさんが小さかったので、花びらを2段階にしたほうが額が小さくまとまってよかったかも・・・。でも3段階がやってみたかったのよ~。

花びらの折り返しがなかなか落ち着かないので、段階ごとに重石をしておいたほうが良かったみたい。垂直に立っているとカッコ悪いし、高さも出すぎてしまうので、次回コレをやる時は気をつけよう・・・


【ガラスの下より】
3mm紙:縁の高さ部分(黒い千代紙/ガラスを押さえている)
1mm紙(ピンクの和紙)
3mm紙(えんじ色)

1mm紙(ピンク花柄)
1mm紙(薄紫の和紙)
3mm紙(えんじ色)
1mm紙(オレンジの柄)
3mm紙(えんじ色)
1mm紙(薄ピンクの和紙)
3mm紙(えんじ色)

1mm紙(赤い柄)
裏板2mm紙に薄紫の紙を貼り、ウサギを載せています
Duo de biseaux fantaisie
~ビゾー・ファンタジーとアンヴェルセの
                コンビネーション~


ドイツのノイシュバンシュタイン城のカードで、ネイビーの幅広斜断面は山になっています(アンヴェルセ)。
逆にブルーの幅広斜断面は谷になっています(ビゾー・ファンタジー)。
つまり、ネイビーとブルーの境界線が一番深いです。

ネイビーの斜断面は角を合わせるのがとても難しいです。
カードをガラスに触れさせないために、薄いグレーの部分(パス)はカードより2mm高くなっています。

【ガラスの下より】
1mm紙(
グレー)
<ブルー部>    
1mm紙
10mmスチレンボード
1mm紙
     <ネイビー部>
カード

10mmスチレンボード
1mm紙

【額縁】
*セール品で残りわずかかもしれません。
  全く傷は感じない良品でした☆おススメ!

Fausse moulure
~額縁のだまし絵~

額縁の絵を描くという絵心が必要な作品・・・
烏口を使ってラインを引いたりして額縁の凹凸感を出したかったのですが、私にできるのはここまで。まぁ仕方がない××
この額縁を描くことでいろいろ遊んでみるのがイイらしかったので、カードのりんごをコピーしてちょっとエンボスペンでふくらませて貼ってみました。
テーブルから転げ落ちている雰囲気のつもり・・・

カードはセザンヌの絵画です。

白い化粧紙はMBM木炭紙 130gです。

【ガラスの下より】
1mm紙(MBM木炭紙 130g
3mm紙(
友禅紙 赤金:斜断面)

【額縁】
デッサン額縁 9386G/ゴールド 八つ切サイズ
*額と中身が合ってないですね・・・
Passé-partout avec filet dessine
                  en trompe l'oeil
~水彩のラインによる騙し絵をパスに入れる~


グレーの部分に、凹凸を感じるでしょうか??
実は、濃淡のラインを入れて凹凸感を出しています。
エンボスしてあるように見えませんか?
もしこの額装に奥行きを感じられたならば、もくろみ通りです!

ラインはガッシュですが、ただチューブから出した黒と白ではなく、
黒には白を、白には黒を混ぜて作った色です。
チューブから出した色では不自然に仕上がるそうです。
烏口を使ってラインを引いています。

中のカードは【カリグラフィーブックス】オートマチックペンの著者で、
『カリグラフィー・ブック: デザイン・アート・クラフトに生かす手書き文字』 の中で平筆のローマンキャピタルを解説していらっしゃる白谷泉先生のものです。
紙をカットしてある作品のカードです。

【ガラスの下より】
1mm紙(グレーに黒白のライン)
3mm紙(白:斜断面)

【額縁】


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1ページに1作品で100点以上!

フランス額装の奥深さを感じさせる1冊です。

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